2017/10/10

熱変性・・・何それ!?おいしいの?

 

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3度の飯よりクセ毛ショートカットが大好き。 エアウェーブにも精通している。漫画、アニメが大好き。話しを降られるとホイホイ付いていってしまうかも。(え?迷惑?)
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唐突ですが、皆さまは熱変性という言葉はご存知でしょうか?最近では『熱疑集』と呼ばれる事もあります。

髪に起こる熱変性とはなんの事でしょうか。

熱変性とはどの様な現象なのか見ていきます。

熱変性について

 

熱変性ともいいます。物質の性質が加熱により変化する事です。

 

 

熱変性

天然の高分子物質が本来の性質を失うこと、加熱による変性を熱変性といいます。卵を加熱すると白身は凝固していきます。この状態が熱変性の一例です。

 

髪の毛と卵の白身は似ているので同じようなことが起こります。大体何度で凝固いくかというと濡れている状態で60℃前後で凝固していくと言われています。乾いていると130℃程とお考え下さい。

そして、ご自身が普段使っているアイロンの温度を考えてみてください。

大体の方は180℃で使用していると思います。この180℃っていうの考えると、濡れている状態で熱変性していく3倍です。まさか濡れたままジューっと景気いい音を立てながらしている方はいらっしゃらないと思いますが。(200℃以上で使ってる猛者もいます。)

調整できないタイプは言語道断です。

 

180度の温度がなぜいけないの?

揚げ物、おいしいですよね。油最高です。なぜ油最高なの?と聞こえてきました。

全く繋がりのないお話しではなく、『揚げ物』をする時の温度は170~180℃ですよね?という事は、普段使っているアイロンの温度と同じです。

 

想像できましたね。

揚げ物にされてしまうという事は無いのですが、揚げ物をする時と同じ温度で髪の毛にカールを付けたり、真っすぐにしています。

かなり怖いと思うのは僕だけですか?

 

180℃という温度で毎日使用しているとなると・・・。傷みやすいという事がご想像いただけると思います。アイロンの温度が高音なため、熱変性します。

 

 

ヘアアイロンを正しい温度で使う

 

全ての人が180℃でやらなければいけないのかというとそういうことではありません。髪質には個人差がありますので、適切な温度にしてあげる事が大事です。硬くて太くて髪質がしっかりしてる方は、180℃で使用しないとダメという方もいらっしゃると思いますが、ほとんどの方は180℃は必要ありません。

 

カラーやパーマされてる方や、髪質が軟毛の方や細い方と言うのは温度を下げて使っても効きます。低めでいけます。慣れが必要だと思いますが。

何℃でヘアアイロンを使えばいいのか

 

一概には言えませんが低ければ低いほど良いと思います。なので普段ご自身で使って適切な温度を定めて行ってください。最初は160℃位から始めて下げれるのであれば(ここならば効くだろうと言う温度)どんどん下げていって下さい

髪質が細い方、猫っ毛のあなたは100℃でいいかもしれません。少し慣れが必要ですが、巻く時は毛先から巻くのではなく、ウェーブを出したい位置から挟むようにしてください。

 

例えば、耳下からウェーブを出したいのであれば耳の中間辺りから巻き始めてつまみを少し開きながら毛先に向かって巻いていってみてください。耳にアイロンが当たらないように注意が必要です。え?知ってる?

 

自分の事は自分が一番良く分かります。髪をいたわりたい、伸ばして生きたいあなたには必須です。伸ばしている時は使わない方が綺麗に伸びるのですが、美しくいていただくために目を瞑ります。

 

シャワーの温度で考えてみていただくと分かりやすいです

シャワーの温度が1℃2℃上がると結構熱くならないですか?10℃なんて一気に変わった瞬間には熱すぎて火傷を負ってしまう可能性もありますよね。

という事は10℃下げるだけでも髪の毛は大分楽になります。死んでいる細胞なので傷みなどはないのですが、ダメージはしていくので大切にしていきたいですよね。

 

意外と低い温度でも巻けたり、クセが伸びたりします。

ハンドブローで収まる方はそれでいいですし、ハンドブローでベースを作ってからアイロンの工程に入ると、温度が低くていいのとスタイリングがかなりしやすいです。髪の見た目の綺麗さの9割は乾かす工程で決まります。

ハンドブローの仕方は別記事で書けたら書いていきます。

 

髪に熱変性が起こる事の影響は?

髪に熱変性が起こるとどの様な事が起きるのかというと、

  • カラーをする場合に明るくなりづらくなる、暗くした時に暗くなりすぎてしまう、熱変性している所としていない所の色の差が出てムラになりやすくなる
  • パーマをかける時に普通のパーマだとかかりが悪く、取れやすい状態になる
  • 質感が硬くなってしまう。目玉焼きは生卵に比べるとかなり硬いですよね

 

主にこの様なデメリットがあります。熱変性は百害あって一利なしです。

なるべく熱変性にならない様に気を付けていただくと、あなたと美容師さんにとって明るい未来が待ち受けているかもしれません。カラーを繰り返しているなどの事柄や、普段きちんと乾かしているかなどは抜きにしてです。髪のダメージは人それぞれで違います。全く同じなんて事はありえません。

 

髪にタンパク変性が起こる原因

大きく分けると3つあります。一つずつ解説していきます。

 

ドライヤー

1つ目はドライヤーの熱で熱変性してしまうというのがありますが、濡れている状態から一気に60℃近くまで上がる事は考えにくいです。
60℃というと、普通に持っていられないくらい熱いです。そこまで上がる事って中々ないですよね。
一般的なドライヤーの温度は90℃~120℃です。近くで風を当てていればすぐに60℃まで到達してしますと思います。
ですが、20cm程離して乾かしていただくと、熱くなりづらいです。乾かす時間もさほど変わりません。
ドライヤーを当てる距離によっては熱変性していってしまう事もあります。使い方次第で防げますので髪とドライヤーの距離をなるべく離して乾かすように心がけてください。ちなみにドライヤーの風を上から下ではなく、下から上に乾かすと、それだけでまとまりが悪くなるので要注意です。
必ず、上から下に乾かしてくださるようお願いします。

ヘアアイロン

2つ目はヘアアイロンです。

ヘアアイロンの温度は先ほどお伝えしたかと思いますが、もう一度お伝えします。

髪が細くて柔らかいあなたは100℃以下でもいいです。できれば、自分で巻く事が出来る温度を探してください。

普通毛のあなたは130℃辺りから始めてみてください。もっと低くてもいいと思うのですが、巻いたりクセが取れづらかったりすると嫌になってしまうので、そのあたりから始めてみてください。髪のコンディションで巻きづらい事もあるかもしれないので、出来なかったら温度を上げてください。

 髪が硬いあなたにも130℃辺りから始めていただきたいです。思うようにいかなかったら温度を上げていってください。いっても150℃位までがいいと思うのですが、巻けない場合もあると思います。そういいう場合は160℃(本当はいってほしくない)位までなら平気です。あまり長い時間当てたりしないでください。そして、出来る事なら180℃での使用を今後一切しないでください。

デジタルパーマや縮毛矯正(ストレートパーマ)などの熱処理をする技術

 デジタルパーマで使用される温度は大体70~90℃位の温度で温めてかけていくので、先ほどお伝えした熱変性をしていく温度は60℃前後でした。という事はデジタルパーマをかけた時点で熱変性しているとお分かりいただけると思います。 

 デジタルパーマの機械にもよりますが、温めている時間は大体20~25分です。熱を当てる時間は美容師さんによって違うので一概には言えません。すぐに高温になる機械もあれば、ゆっくり高温になる機械もあります。どちらにせよ熱変性するしかない環境です。

 

縮毛矯正(ストレートパーマ)では大体140℃~の温度で形を矯正していくので完全に熱変性します。温度を高く、アイロンで引っ張ればクセが伸びるとお思いの方もいらっしゃると思いますが、実際にはそうではありません。

 

引っ張りながらプレスする事によって髪の毛がつぶれてしまいます。あまり引っ張られての縮毛矯正(ストレートパーマ)はダメージを更に加速する可能性があるので注意が必要です。

 

薬を使う場合も使わない場合も熱を使うものは要注意です。

 

エアウェーブも温めていくけど熱変性するの?

エアウェーブの場合は熱変性しない温度でやっていくので、今後のカラーやパーマに支障は出ません。(既に熱変性していたらダメです。)

詳しくはこちらをご覧くださいませ。

 

 

 

 僕が思うに現時点で最高のパーマです。

 

カラーの場合熱変性するとどうなるのか

 

僕が現場で感じている事は黒染めしたのと変わらないという事です。

黒染めをしていると、既に染まっている部分と染まっていない所(黒染めしている所と新しく生えてきた部分)の差が出てムラになります。

明るくしたい時や色味を入れたい時に明るくなりづらく、色が入りづらいという事に絶対になります。

 

 

しかし、黒染めは脱染したり、ブリーチ(ブリーチは黒髪も明るくなりますが、脱染は黒髪は黒髪のまま明るくなりません。)すれば入る可能性もあります!!

 

熱変性の場合は色素が入って暗くなってるわけではないので、脱染しても変わりません。意味がなく、髪を傷めるだけです。

 

カラーをする時に黒染めしてる方も熱変性してる方も施術が難しいですが、熱変性している場合は更に難しいです。

 

熱変性と黒染めのダブルパンチは最も最低です。

 

上にあげた黒染めと熱変性が両方起きてる方はカラーがすごく難しいです。僕はできればやりたくないです。かなりのダメージを負わないと明るくできないので、療法している方覚悟してください。

 

上手くいく時は上手くいきます。失敗する時は失敗します。成功したらラッキーだと思ってください。

 

どこまでの部分が熱変性してるか分からないですし、どこまでの部分が黒染めの色素が付いてるかも分からないのです。(ある程度はわかりますが完璧には分かりません。)

 

カラーをしていく上でのデメリットの方がかなり大きいです

 

きちんと状況を把握して出来る事、出来ない事を決めていけたら一番いいです。無理なお願いはやめましょう。あなたも美容師を結果的に悲しませることになりかえません。

 

まとめ

 

熱変性って怖いですよね。

熱変性についてご理解いただけましたでしょうか?

買ってきたアイロンの箱には『熱変性しません!』とは書いてないと思います笑(書いてあっても、説明書を読まない可能性があります笑)

 

揚げ物を上げる温度で髪をストレートにしたりカールをつけたりする。その温度じゃなきゃ効かない人がいるのも事実ですが、気を付ければ絶対に変わります。

 

それは皮膜の張りすぎによって効かなくなってる事もあると思うので普段のヘアケア用品を見直してみるのもありですね。

マイナスのヘアケアについて書いてありますので、ご参考に読んでみてくださいませ。

 

熱変性すると通常のやり方ではダメというのを理解してその上で担当の方に相談していくとスムーズに伝わります。(熱変性について詳しくない美容師さんもいらっしゃるので相談してもダメだったじゃない!というクレームは一切、受け付けません笑)

 

施術をやらない方がいい時もあります。見極めるのもすごく大事です。

本当にそのリスクを上回る結果になるのかとか、簡単に出来ると思ってる方多いのですが、非常に難しいです。

 

『なんで出来ないの!?美容師さんが下手くそだからじゃないの!?』と思う前にあなたの普段のヘアケアや、自分の髪の履歴を見直してみてください。きっと何か気づける点があると思います。

 

熱変性してタンパク質が硬くなってしまうというのは目に見えない事ですが、とても恐ろしい事です。あなたもなってしまっている可能性がありますので、普段のスタイリングやケアを気を付けてみてください。

 

 

 

 

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